EDの治療を受ける前に…
まずはあなたのパートナーに相談を
EDはあなた一人の問題ではありません。パートナーにも大きな影響を与えています。
あなたが悩んでいる以上にパートナーも気にかけているかもしれません。
EDの治療を受けるのは、パートナーの理解を得ることも大切なことです。
なかなか話しにくい事ですが、まずは勇気を出してパートナーに打ち明けましょう。
恥ずかしがらずに正直に伝えることが肝心です。
自分自身のためだけでなく、二人のために治療を望んでいることも伝える必要があります。
EDは、誰にでも起こり得る病気でしかも多くの場合は治療が可能です。
EDを克服して、人生をより豊かなものにしましょう。
治療を受けるクリニックについて
ED治療の診療は、ほとんどのクリニックでは予約制となっていますので事前に確認する必要もあります。
「どうしても恥ずかしい」「なかなか相談する勇気が・・・」という方には、担当医はもちろん受付・看護師の方が全員男性のクリニックが、全国に多数あります。
当サイトでは、メールでクリニックへ直接お問い合わせできるクリニックを多数掲載しておりますし、或いは各クリニックのサイトからメールで直接お問い合わせできます。
またクリニックによっては、簡易な問診で処方してくれるクリニックや、ひととおりの検査が必要なクリニックがあります。
ご自身の症状や、担当医の方針などさまざまな理由が考えられます。
まずは、クリニックにメールや電話で問い合わせて、ご自身にあったクリニックを選ぶことが大切です。
ED診察・治療の流れ
問診
最初は恥ずかしいと思いますが、勇気を出してクリニックへ行くことが大切です。
そして担当医に率直に相談してみましょう。
EDは治療できる病気です。
かかりつけのクリニックがあれば、あなたの身体や生活習慣を理解しているかかりつけ医に相談するのがベスト。
医師はEDを医学的な見地からきちんと病気として捉えています。
また、患者さんの生活全般の改善を願っていることはもちろんです。
先生にどのように相談したらいいかわからなかったら、
「勃起しないんです。」
「性生活についてお聞きしたいんですが・・・。」
「EDの治療薬についておききしたいのですが・・・。」
とはっきり聞いてください。
相談すれば、あなたの悩みを聞き、専門医を紹介してくれるかもしれません。
実際の問診では EDの原因であるストレスやお酒、病気などについて質問があります。
問診によって、原因の手がかりをつかみ、治療方法を確認します。
問診票に答えることで、勃起の能力をはかることもできます。
問診後に、ED内服薬が安全に服用できるかどうかの一般的健康診断のための採血と、必要に応じて心電図などの循環器の検査を行う場合もあります。
その後、あなたにあった適切な治療法でED治療してくれます。
検査・処方
問診の結果を踏まえ、医師があなたにあった適切な治療を行います。
治療薬の服用に問題のない場合は、まずは治療薬による治療を行います。
医師が必要と判断した場合や、患者さんからの要望があった場合、また治療薬の効果がなかった場合など、必要に応じた検査を行います。
検査には下記の検査があります。
血管造影(DICC)
造影剤を陰茎海綿体に注入しながら内部の圧力を測定し、一定の圧力を維持するのに必要な注入速度から、流出系の異常の有無を判定し、同時にX線検査で異常な流出路(静脈)を確認します。
夜間陰茎勃起試験(スタンプテスト)
正常では睡眠中のレム睡眠に一致して周期的に勃起が起こっています。
これが確認できれば勃起にかかわる神経や血管は正常であるといえます。
リジスキャンという専用の測定器を用いて正確に測定する方法と、専用の陰茎バンドを巻いて測定する簡便法があります。
人工勃起試験
陰茎海綿体に細い針で直接勃起を起こさせる薬剤を注射する方法です。
カラードップラーエコー検査
ドプラーエコーとは医療の現場では血液の流れを検査するのに用いられますが、これを用いて陰茎への血液の流入の異常の有無を測定する検査です。
EDの治療Q&A
ED治療薬は心臓に悪いのですか?
心臓に負担をかけるのは、ED治療薬よりも、性交そのものです。
性交時には、階段昇降運動くらいの負荷がかかりますから、日頃から軽い運動をして心臓に急激な負担をかけないようにしましょう。
またED治療薬自体には、血行を促進する作用はありますが、それによって血管が切れたり詰まったりすることはありません。
今年で73才になります。高齢者でも大丈夫?
80歳を過ぎた高齢の方が泌尿器科を訪れて、ED治療薬を処方してほしいということも最近では珍しくなくなりました。
「もう年だから…」と年齢のせいにしてあきらめずに、いくつになっても豊かな生活を送れるようにしましょう。
勃起はするのに、いざというときに萎えてしまいます。
身体的な問題はないのですが、持続力が短くなっているケースです。性的な興奮が冷めてしまって萎える場合もあります。ともに服用薬や補助具が効果的です。
男性更年期とEDは関係ありますか?
女性と同様に男性にも更年期があるということは、以前よりいわれていましたが、最近よく耳にするようになりました。
男性の更年期は男性ホルモンの減少によるもので、ED(勃起不全)のほか、うつ、疲労感、イライラなどの精神的症状もおこってきます。
ホルモン補充療法を中心に、ED(勃起不全)に対しては服用薬や補助具を併用することをおすすめします。
薬の副作用でEDになりますか?
前立腺肥大症や前立腺ガンに用いる女性ホルモン剤が、男性ホルモンを阻害してED(勃起不全)を起こすことがあります。
そのほかにも、抗うつ剤、血圧降下剤などにもED(勃起不全)を引き起こす可能性のある薬があります。
EDの診察料
ED治療は、健康保険の適応外ですので自費診療となります。
クリニックによって診察料はまちまちですので、ご自身が診察を受けようと考えているクリニックにお問い合わせ下さい。治療費は、ほとんどのクリニックさんでお電話や電子メールで対応してくれます。
治療薬もクリニックによって値段や1錠のグラム数、処方してくれる錠数に制限がある場合などございますので、こちらにつきましてもご自身でお問い合わせして下さい。
クリニックによって料金は異なっていますが、バイアグラ・レビトラの場合、診察・検査代プラス希望錠数(1錠 1,500~3,000円程度)です。
下記はいくつかのクリニックさんの治療費です。
実際の治療費は直接診察されるクリニックさんにお問い合わせ下さい。
治療薬
クリニック | 初診料 | バイアグラ | レビトラ | シリアス | ||||
25mg1錠 | 50mg1錠 | 5mg1錠 | 10mg1錠 | 20mg1錠 | 10mg1錠 | 20mg1錠 | ||
横浜ベイサイドクリニック | 2,100円 | 2,100円 | 1,575円 | 2,100円 | 1,890円 | 2,100円 | ||
福岡三井中央クリニック | 6,300円 | 2,100円 | 3,150円 | 2,100円 | 3,150円 | 4,200円 | 3,500円 | 4,500円 |
海綿体注射療法(ICI)
クリニック | 初診料 | 検査費 | 器具購入 | 薬(1本) |
横浜ベイサイドクリニック | 5,250円 | 15,750円 | 15,750円 | 10,750円 |
福岡三井中央クリニック | 初回52,500円、2回目以降31,500円 |